カートは空です。
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『黄金時代』は、雲南の農村に下放した青年と女医の「ふしだら」な関係の顛末を描く。逃走した二人は山中に隠れて暮らすが、やがて農場に戻り、監禁されて始末書を書かされた。しかし20年後、北京で再会した二人は往事を回想し、あのころが「黄金時代」だったと語り合う。台湾『聯合報』文学賞中篇小説大賞(1993)の受賞作。
王小波(ワンシャオポー/Wang Xiaobo)1952年、北京生まれ。1968年に農村へ下放。文革後は編集者、教員を経て、1984年に渡米し比較文学を学ぶ。帰国後、本格的に創作活動を展開。その作品は当初、台湾をはじめ海外の華人社会で高く評価された。1997年に心臓病のため45歳の若さで急逝したあと、中国本土でも「王小波現象」と呼ばれる大ブームが起こった。