アジア遊学150
アジアノキョウヨウヲカンガエル

アジアの〈教養〉を考える

学問のためのブックガイド
編集部 編
ISBN 978-4-585-22616-1 Cコード 1300
刊行年月 2012年5月 判型・製本 A5判・並製 224 頁
キーワード 評論,アジア

定価:2,200円
(本体 2,000円) ポイント:60pt

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書籍の詳細
これからのアジアのあり方を考えるうえで指針となる名著が一堂に会する

〈教養〉という言葉が魅力を失った野暮ったいものになり、その体系はもはや用をなさなくなったと言われている。しかし〈教養〉が「より興味深い人生を、より良く生きる」ために先人の知的蓄積を利用することであるなら、それは常に魅力的で興味深いものでなくてはならない。そして、専門家・知識人だけでなく、それを求める者すべてが、努力次第で広く深く手にすることができるものでなくてはならない。

 

 

目次
「満洲に生きた日本人」を知るための三冊 蘭信三
推薦図書 伊原弘
地中海文明と古代ペルシャ、そして日本の唐物 シャルロッテ・フォン・ヴェアシュア
日本の若者とアジアの若者との歴史対話のために 笠原十九司
日の当たらなかった処に光を照らしたアジアの考古学・美術史研究 勝木言一郎
アジアへのアプローチ―東洋学・地域研究・社会科学 川島真
中国との関係から日本を捉えかえす 小島毅
アジアの海から太平洋へ―海の民を知る三冊 後藤明
ジェンダーからアジアを視る 小浜正子
東アジア・〈知〉の遊学のために 小峯和明
東南アジアをめぐる三冊の本 佐藤洋一郎
比較民俗学から比較神話学へ 篠田知和基
マクロとミクロの調和 斯波義信
私の勧めるアジアを考えるための三冊 柴田幹夫
韓国と付き合っていくための三冊 須川英徳
アジアを知る三冊―世界を渡る大気流を読む 鈴木貞美
私の三冊 諏訪春雄
中国を知る三冊の本 関根謙
中国古典文学を学ぶひとに 高津孝
「教養」についての自戒と恐れ 土屋昌明
われわれの過去に学ぼう 中尾正義
「教養」を生きた「知」として捉え直す 中村春作
西洋から東洋へ 西山美香
似て非なるもの―コリア理解のために何が必要か 野崎充彦
私の薦めるアジアを考えるための三冊 橋本雄
二十一世紀初頭、世界を変える(変えないかもしれないけれど)三冊 堀池信夫
まず日本を知るために 堀川貴司
私の勧めるアジアを考えるための三冊 前田耕作
漢文文化圏の広がりと深さと 増尾伸一郎
中国の素顔を見極めた書―内山完造の世界 山本英史
アジアにおける人の国際移動の歴史 吉原和男
ノンフィクションに学ぶ、「中国化」した世界の生き抜き方 與那覇潤
書評・関連書等

「毎日新聞」(2012年5月16日)にて、本書の紹介文が掲載されました。

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