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白居易が確立した「閑適詩」という新たなジャンル。そのひとつひとつの語彙に対する細かな検証を加えることによって、平易な表現の奥にある創意工夫を探りながら、人間の本性に根ざした幸福のありかたを追求し享受しようとする白居易の幸福世界の様相を明らかにする。
中木愛(なかき・あい)1978年三重県伊勢市生まれ。2008年広島大学文学研究科博士課程後期修了。博士(文学)。現在、龍谷大学講師。主な論文に「白居易の「枕」─生理的感覚に基づく充足感の詠出」(『日本中国学会報』第57集、2005)、「姚合の詩における閑適の要素─白居易との関連をめぐって」(『中国中世文学研究』第54号、2008)、「賈島は〈苦吟詩人〉だったか」(『中唐文学会報』第20号、2013)などがある。