カートは空です。
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数々の低迷と隆盛を経た浅草はどのように描かれてきたのか。浅草を舞台とした小説や映画、演芸、浅草にゆかりのある人物を中心に、明治から現代までの浅草、あるいは東京の文化が形成される軌跡を辿る。昔のものが消えても、苦境を乗り越え、新たなものが参入し、それが人を呼び寄せていく。様々な文芸作品と100枚を超える写真から、〈かつての浅草〉と〈現在の浅草〉を結びつける!
金井景子(かない・けいこ)1957年、大阪生まれ。小学校の塾、中学、高校、大学、専門学校、社会人講座で日本文学とジェンダー論を教えてきた。現在は、早稲田大学教育学部教員。主な著著に、『真夜中の彼女たち―書く女の近代』(筑摩書房、1995)、編著に、『幸田文の世界』(翰林書房、1998)、『声の力と国語教育』(学文社、2007)などがある。 楜沢健(くるみさわ・けん)1966年、東京生まれ。文芸評論家・早稲田大学他非常勤講師。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。主な著書に、『だからプロレタリア文学』(勉誠出版、2010)、『だから、鶴彬』(春陽堂書店、2011)、『川柳は乱調にあり』(春陽堂書店、2014)、共著に、『葉山嘉樹・真実を語る文学』(花乱社、2012)、編著に、『アンソロジー・プロレタリア文学』全7巻(森話社、2013~、第3巻まで刊行)などがある。能地克宜(のうぢ・かつのり)1975年、東京生れ。早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(学術)。専門は日本近代文学、室生犀星。現在、いわき明星大学教養学部准教授。主な著書に、『犀星という仮構』(森話社、2016)がある。津久井隆(つくい・たかし)1974年、宇都宮生まれ。早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。専門は日本近現代文化研究。巣鴨中学・高等学校教諭。主なエッセイに、「大阪への旅―文楽へのお誘い」(『アジア・文化・歴史』2016. 4)などがある。上田学(うえだ・まなぶ)1979年、千葉生まれ。立命館大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、日本大学他非常勤講師。専門は映画史・映像学。主な著書に、『日本映画草創期の興行と観客 東京と京都を中心に』(早稲田大学出版部、2012)などがある。広岡祐(ひろおか・ゆう)1966年、東京生まれ。明治大学文学部史学地理学科卒業。東京都内の高校で社会科講師をつとめながら、近代史の研究と写真撮影を続けている。主な著書に、『漱石と歩く、明治の東京』(祥伝社、2012)などがある。