カートは空です。
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日本で著述され、かつ、本来の中国語文には見られない和習を含んだ漢文―変体漢文。この「漢文式に日本語文を書く」というあり方は、記録・文書・典籍等を記す文語文として中核をなし、前近代の日本人の日常的な言語生活に深く根付いていた。和文・漢文のはざまを漂う「鵺」のような存在として未だ総体を捉える基盤研究のなされていなかった変体漢文の特性と言語的特徴を同時代の諸文体との対照から浮き彫りにし、日本語史のなかに定位する。★受賞★「第13回 日本古典文学学術賞」を受賞しました!https://www.nijl.ac.jp/outline/gakujyutusyou.html
田中草大(たなか・そうた)昭和62年9月京都市生れ。大阪大学文学部卒業、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。京都大学大学院文学研究科講師。専門は日本語文語史。本書所収の論考の他に『山田孝雄著「日本文体の変遷」本文と解説』(勉誠出版、2017年。共編)、「『尾張国解文』現存テクストの成立についての試論」(『国語国文』87-12、2018年)、「変体漢文、どう読むか・なぜ読むか」(『いずみ通信』44、2018年)等がある。
★受賞★ 「第13回 日本古典文学学術賞」を受賞しました! https://www.nijl.ac.jp/outline/gakujyutusyou.html
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