平安時代中期に成立した長編物語『うつほ物語』。
その基本的な事項の説明から画期的な新見解まで幅広く掲載した初の総合事典。
【本書の特徴】
◎『うつほ物語』初の大事典
◎『うつほ物語』についてトータルに論じた「読む」事典
◎「文学史」「梗概」「登場人物事典」「典拠・引用」「他作品への影響」「享受史」「音楽史」「物語の言説」「テーマ」「モチーフ」の十のジャンルに分け、基本的な事項の説明から画期的な新見解まで幅広く掲載
◎多彩な項目立てと多角的な観点から物語を考察
◎登場人物事典には五十名を超える主要登場人物編から脇役・端役編も収録
◎各巻ごとの梗概を附すことで物語読解の利便性をはかり、初学者も手にとりやすい
◎物語内容を深く掘り下げた考察と幅広い享受史への展望により、新たな『うつほ物語』研究をひらく