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小原鉄心と大垣維新史

徳田武 著
ISBN 978-4-585-22053-4 Cコード 1021
刊行年月 2013年5月 判型・製本 A5判・上製 364 頁
キーワード 伝記,日本史,幕末,江戸,近世

定価:5,280円
(本体 4,800円) ポイント:144pt

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    書籍の詳細
    佐幕か勤王か

    幕末維新史の流れの中で、美濃大垣藩は佐幕から勤王に転ずる。その決断の背景には、城代・小原鉄心の政治力が大きく働いていた。
    藩主・戸田氏正とともに、西洋文明の導入や大砲の鋳造など大垣藩の藩政改革に努め、梁川星巌、佐久間象山らとも交流のあった小原鉄心と、詩人菱田海鴎、野村藤陰らの生涯と詩文から、維新史の知られざる側面に光を当てる。

     

     

    目次
    序 章
    第一章 小原鉄心の青年時代
    第二章 菱田海鴎の青年時代
    第三章 鉄心・海鴎の福井行
    第四章 鉄心と幕末の激動
    第五章 『亦奇録』の旅
    第六章 鳥羽・伏見の戦
    第七章 明治の新政
    終 章
    プロフィール

    徳田武(とくだ・たけし)
    1944年群馬県生まれ。明治大学法学部教授。早稲田大学第一文学部卒、1974年同大学院博士課程修了。文学博士。1979年に窪田空穂賞、1980年に日本古典文学会賞、1987年『日本近世小説と中国小説』で日本学士院賞を受賞。
    主な編・著書に、『梁田蛻巌 秋山玉山』(江戸詩人選集2、岩波書店、1992、復刊、2002)、『近世説美少年録』1・2・3(新編日本古典文学全集、小学館、1999~2001)、『日本漢詩集』(新編日本古典文学全集、小学館、2002)、『近世日中文人交流史の研究』(研文出版、2004)、『幕末維新の文人と志士たち』(ゆまに書房、2008)、『元治夢物語―幕末同時代史』(岩波文庫、2008)、『朝彦親王伝』(勉誠出版、2011)、『馬琴・京伝中編読本解題』、『会津藩儒将 秋月韋軒伝』、『秋成前後の中国白話小説』(勉誠出版、2012)などがある。

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