カートは空です。
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着任から帰国までを、大量の新史料を駆使して描く。信教の自由、学校制度、女子教育、図書館・精神病院の設立等々。森の広範な活動の軌跡をたどりつつ、非業の死に至る出来事をも浮き彫りにする。米国務長官からの厚き信認と、岩倉使節団との深刻な対立。日本の進むべき道を模索し続けた真の姿に迫る。史料発掘者が描き出す新たな森有礼像。
国吉栄(くによし・さかえ)1949年生まれ。明治学院大学文学部英文科卒。お茶の水女子大学大学院修士課程修了(児童学専攻)。立教女学院短期大学附属愛児研究所勤務ののち、以下の各校で非常勤講師として幼児教育関係科目を担当(2014 年で終了)。群馬県立保育大学校、頌栄保育専門学校、共立女子大学、白百合女子大学。主な著書に『日本幼稚園史序説 関信三と近代日本の黎明』(新読書社、2005 年)、『幼稚園誕生の物語 「諜者」関信三とその時代』(平凡社、2011年)、共著に『幼児理解と保育援助』(森上史朗、浜口順子編、ミネルヴァ書房、2003 年)、『戦後の子どもの生活と保育』(日本保育学会編、相川書房、2009 年)、『新修 森有禮全集』別巻4(文泉堂書店、2015 年)などがある。