ニッチュウセンソウハスターリンガシクンダ

日中戦争はスターリンが仕組んだ

誰が盧溝橋で発砲したか
鈴木荘一 著
ISBN 978-4-585-22216-3 Cコード 0020
刊行年月 2018年10月 判型・製本 新書判・並製 192 頁
キーワード 戦争,中国,西洋,日本史,近現代

定価:880円
(本体 800円) ポイント:24pt

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書籍の詳細

スターリンは、敵同士を戦わせて最大利得を得るべく、蒋介石・ルーズベルトをそそのかして日本を攻撃させ、日中戦争・日米戦争を仕組んだ。
日本の政財界が親日家と誤解して多額の資金を提供した蒋介石は、スターリンの掌に握られた生卵のように操られ、共産ソ連の手先となって抗日戦に走り、和平の糸口はつかめなかった。

日本は中国に侵略戦争などしていない。
蒋介石を信じた結果、スターリンの罠に嵌まって、引きずり込まれただけだ。
謝罪し続ける日本政府の無知。

 

 

目次
まえがき

第一章 日本陸軍の親ユダヤ路線
明石元二郎大佐の反ロシア工作
高橋是清の外債募集
血の日曜日事件
奉天会戦
ハリマン提案を歓迎した桂太郎首相
日本陸軍の河豚計画
「ユダヤの陰謀論」について

第二章 ロシア革命とコミンテルンの活動
ロシア革命
コミンテルンとは第三インターナショナルのこと
敵を知り己を知れば百戦危うからず
孫文の辛亥革命
蒋介石はソ連派

第三章 ソ連の尖兵モンゴル人民共和国と対峙した満州建国
蒋介石北伐軍による南京事件と済南事件という暴虐
張作霖爆死と張学良の易幟
共産ソ連・コミンテルンがモンゴル人民共和国を建国
日本陸軍はモンゴル人民共和国に対抗して満州国を建国

第四章 恐るべし「スターリンの兵法」
レーニンが死去しスターリンが登場
赤いナポレオン・トハチェフスキー元帥が粛清される
コミンテルン・スターリンの第二段階戦略

第五章 盧溝橋事件における日本陸軍の不拡大方針
存亡の危機にあった中国共産党を救った西安事件
盧溝橋事件の発生
日本陸軍の不拡大方針
中国共産党の抗日全面戦争方針
広田外相の船津和平工作
参謀本部ロシア課はコミンテルン戦略に基づく中国共産党の仕業と判断した
国民党前アジア局長高宗武が盧溝橋事件の銃撃は中国共産党の仕業と述べた

第六章 日中戦争の泥沼
日中戦争は上海在留邦人を人質にとられた上海戦から始まる
昭和天皇の積極方針に抗した不拡大派石原作戦部長が失脚
十五年戦争論という誤謬
大陸命第八號敵國首都南京ヲ攻略スヘシ
南京攻略
石原莞爾のトラウトマン和平工作は蹉跌に終わる
宇垣一成外相の宇垣和平工作は陸軍次官東條英機が潰した
汪兆銘和平工作の頓挫

第七章 ソ連の満州侵攻―張鼓峰事件とノモンハン事件
コミンテルン戦略を見抜いた参謀本部ロシア課の懸念が的中
ソ連の威力偵察としての張鼓峰事件
蒋介石の対日参戦要求に応じたノモンハン事件
チーズのような戦車だったか
九七式戦車は戦争が出来ない戦車だったか

第八章 終戦和平をソ連に依頼した陥穽
ニセ者に騙された桐工作
日米開戦
ミッドウエー海戦敗北
レイテ沖海戦で制海権・制空権を喪失
近衛上奏文
日本指導部はソ連に和平の仲介を依頼

主な参考文献
プロフィール

鈴木荘一(すずき・そういち)
近代史研究家。昭和23年生まれ。昭和46年東京大学経済学部卒業後、日本興業銀行にて審査、産業調査、融資、資金業務などに携わる。とくに企業審査、経済・産業調査に詳しく、その的確な分析力には定評がある。平成13年日本興業銀行を退社し、以後歴史研究に専念、「幕末史を見直す会」代表として、現代政治経済と歴史の融合的な研究や執筆活動などを行っている。
主な著書に、『明治維新の正体』(毎日ワンズ)、『日露戦争と日本人』(かんき出版)、『日本征服を狙ったアメリカのオレンジ計画と大正天皇』(かんき出版)、『アメリカの罠に嵌った太平洋戦争』(自由社)、『究極の敗戦利得者日本外務省が隠蔽する 満州建国の真実―軍事の天才石原莞爾の野望と挫折』(勉誠出版)など。

書評・関連書等

★広告情報
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