カートは空です。
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台湾の原住民が伝える古代の創世神話・文明創始神話に日本人が登場する。創世神話は、この世界がどのようにして始まったのかという問いに答える神話であり、文明創始神話は、この世の文明の始まりを説明する物語である。なぜ台湾の神話に、日本人が神々として登場してくるのであろうか。台湾にとって日本人とはどのような存在であり、現地の人たちが日本と日本人をどのように受け取って語り伝えてきたのか。台湾から見える真実の日本の姿。
諏訪春雄(すわ・はるお) 学習院大学名誉教授。文学博士。『折口信夫を読み直す』(講談社、1994年)、『日本王権神話と中国南方神話』(角川書店、2005年)、『天皇と女性霊力』(新典社、2008 年)、『大地 女性 太陽 三語で解く日本人論』(勉誠出版、2009 年)、『鶴屋南北』(山川出版社、2010年)、『霊魂の文化誌』(勉誠出版、2010年)、『国文学の百年』(勉誠出版、2014年)など多くの著書がある。
「台湾新聞」(2019年5月1日発行)にて、書評が掲載されました。「読書人」(2019年6月21日発行)にて、書評が掲載されました。(評者:田中徳一(日本大学教授))