ヨシダショウイントガクジンタチ

吉田松陰と学人たち

徳田武 著
ISBN 978-4-585-22291-0 Cコード 3021
刊行年月 2020年10月 判型・製本 A5判・上製 560 頁
キーワード 日本史,江戸,近世

定価:11,000円
(本体 10,000円) ポイント:300pt

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書籍の詳細
森田節斎、佐久間象山、久坂玄瑞、梁川星巌、月性……

志士と呼ばれる人たちの内で、最も多くの読書量・執筆量を誇る吉田松陰。
その松陰のありよう、思想に大きな影響を与えた、多くの学人たち。
幕末の激動する国際状況の中で、学問を追求し、思索し、行動した学人たちとの多彩な交流から、松陰という人物の軌跡とその精神の展開とを俯瞰する。
日記をはじめとする諸資料を丹念に紐解き、松陰の一生に於いて大きな意義を持つ学人たちの関係を追尋した快著。

 

 

目次

第一章 葉山佐内と山鹿万介
第二章 鄭勘介―中国語への関心
第三章 草場佩川との交渉
第四章 村田清風との出会い
第五章 江戸の学者たち
第六章 房総旅行と宮部鼎蔵・安藝五蔵
第七章 水戸の学者たち―会沢正志斎・豊田天功
第八章 文章の師 森田節斎
第九章 吉田松陰と佐久間象山―海外渡航への導き
第十章 吉田松陰と玉乃世履
第十一章 吉田松陰と月性―『清狂詩鈔』の刊行
第十二章 梁川星巌―朝廷との連絡
第十三章 広瀨旭荘と吉田松陰
第十四章 松下村塾の忠僕 久坂玄瑞
第十五章 吉田松陰と『八犬伝』
第十六章 吉田松陰の竹島開拓論
吉田松陰年譜
後記
人名索引
プロフィール

徳田武(とくだ・たけし)
1944年群馬県生まれ。明治大学名誉教授。早稲田大学第一文学部卒、1974年同大学院博士課程修了。文学博士。1979年に窪田空穂賞、1980年に日本古典文学会賞、1987年『日本近世小説と中国小説』で日本学士院賞を受賞。
主な編・著書に、『梁田蛻巌 秋山玉山』(江戸詩人選集2、岩波書店、1992、復刊、2002)、『近世説美少年録』1・2・3(新編日本古典文学全集、小学館、1999~2001)、『日本古典文学研究史大事典』(勉誠出版、1997)、『日本漢詩集』(新編日本古典文学全集、小学館、2002)、『近世日中文人交流史の研究』(研文出版、2004)、『元治夢物語―幕末同時代史』(岩波文庫、2008)、『朝彦親王伝』(勉誠出版、2011)、『会津藩儒将 秋月韋軒伝』(勉誠出版、2012)、『小原鉄心と大垣維新史』(勉誠出版、2013)、『清河八郎伝 漢詩にみる幕末維新史』(勉誠出版、2016)、『浮世絵師の絵で読む 八犬伝』(上・下)(勉誠出版、2017)などがある。

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