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大宅壮一文庫解体新書Ⅱ

阪本博志 編
ISBN 978-4-585-30021-2 Cコード 1000
刊行年月 2025年9月 判型・製本 A5判・並製 200 頁
キーワード 総記,アーカイブズ,現代社会,出版,文化史,社会学,日本史,近現代

定価:3,300円
(本体 3,000円) ポイント:90pt

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書籍の詳細

大宅壮一(1900-1970)が収集した膨大な雑誌のコレクションを基礎として設立された大宅壮一文庫の蔵書は、現在雑誌13,600種類・80万冊にもおよぶ。
これらの蔵書とデータベース「Web OYA-bunko」を活用して構築された論考を示す、意欲的な一冊。
2021年に刊行し好評を得た『大宅壮一文庫解体新書』の第2弾、ここに刊行!

*大宅壮一(1900-1970)とは…
昭和を代表する評論家・ジャーナリスト。
1950年代から1960年代にかけて、新聞・雑誌(月刊誌・週刊誌)・ラジオ・テレビを横断して活躍し、「マスコミ四冠王」「マスコミの王様」と呼ばれた国民的評論家。「大宅壮一ノンフィクション賞」が1970年に制定された。「一億総白痴化」「恐妻」「クチコミ」などの造語でも知られる。
『文学的戦術論』『世界の裏街道を行く』『「無思想人」宣言』『炎は流れる――明治と昭和の谷間』全4巻など、著書多数。
2025年に生誕125年、没後55年を迎える。

 

 

目次
本書の構成 阪本博志

大宅壮一と梶山季之―ノンフィクション・クラブ/出発点としての文学/韓国訪問 光石亜由美
「ビート・ジェネレーション」から「ビート族」へ 加藤邦彦
コラム① WikipediaOYA―大宅壮一文庫におけるウィキペディアエディタソンプロジェクト 北村紗衣
「橋をかける人」大宅壮一―東京マスコミ塾と社会関係資本 阪本博志
排除された者たちの叫びを記録する―雑誌『KEN』を読む 石川巧
コラム② 大宅文庫と松沢病院 武田徹
地獄/戦争としての受験―『サンデー毎日』の受験関係記事から考える 大原祐治
一九七〇~九〇年代の関西圏情報誌 難波功士
移民に映し出される強いネーションへの願望―雑誌『SAPIO』における移民言説とその変遷 倉真一
コラム③ 雑誌記事索引データベース「Web OYA-bunko」の最新事情 鴨志田浩

執筆者一覧
プロフィール

阪本博志(さかもと・ひろし)
帝京大学文学部社会学科教授。専門は社会学・メディア史・出版文化論。
著書に『『平凡』の時代―1950年代の大衆娯楽雑誌と若者たち』(昭和堂、2008年、第30回日本出版学会賞奨励賞・第18回橋本峰雄賞)、『大宅壮一の「戦後」』(人文書院、2019年)、編著に『大宅壮一文庫解体新書―雑誌図書館の全貌とその研究活用』(勉誠社、2021年)などがある。

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