江戸最後の年となった慶応4年(1868)はペリー来航以来の尊攘の政治闘争が公然たる戊辰己巳の東西内戦に転じた年で、3000年の日本全史における最大の変革期だったが、この変革のシンボルが上野戦争である。本来、明治維新の全体像を正しく捉えるには彰義隊の上野戦争を検証することが不可欠であり、幕末史は彰義隊を抜きに語ることはできない。
「幕末の花」とも称された彰義隊の結成から終焉までの事実を正し、彰義隊士の心情と彰義隊の真実に迫る。
先行する2冊、『彰義隊士の手紙』(2024年)、『新彰義隊戦史 増補改訂版』(2025年)のエッセンスを抽出し、新たな視点と情報を加味。彰義隊の最新の全体像をコンパクトに知る一冊。