ニホンジンカンリョウガミタキンダイベイオウ

日本人官僚が見た近代米欧

五島駿吉洋行日記 1921→1922
五島駿吉 著/吉見冬彦 編
ISBN 978-4-585-32104-0 Cコード 1020
刊行年月 2026年8月 判型・製本 A5判・並製 384 頁
キーワード 世界史,日本史,大正,近代

定価:6,600円
(本体 6,000円) ポイント:180pt

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書籍の詳細
大正時代の官僚は米欧で何を見たのか―

大正十年、逓信大臣の命を受けて、米欧の郵便や電話等の状況の視察調査に向かった一人の官僚がいた―。
彼は、アメリカ・イギリス・ドイツなど、米欧計八か国を巡り、日々綿密な日記をつけていた。そこには海外の国々に抱いていた憧憬と現実、現地の人々と親交を結んでゆく様子、訪れた劇場や美術館等での観賞の記録などが、自らの感情を交えて克明に記されていた。
一九二一年から二二年までの米欧視察中に書かれた日記を丁寧に翻刻。
写真や絵葉書などの、当時の米欧の様子を知ることのできる多数の図版、また、詳細な注釈を記載。
一〇〇年前の米欧の様子を、一人の日本人の視点から知ることのできる示唆に富んだ一冊。


【本書の特色】
・1921年から1922年までの米欧視察中に書かれた日記を翻刻。時系列に沿ってまとめた一冊。
・写真や絵葉書などの、当時の米欧の様子を知ることのできる図版42点を掲載。また、各ページに詳細な注釈を記載。
・単調な記述ではなく、会話も交えながら情緒的に記述されており、五島が米欧で過ごした日々の生き生きとした様子を知ることができる。

 

 

目次
はじめに
第一章 遥かなる米国へ
第二章 大西洋を渡り英国へ
第三章 ベルリン滞在 その日々
第四章 欧州漫遊 そして帰途
参考文献
あとがき
プロフィール

五島駿吉(ごとう・しゅんきち)
明治15(1882)年、東京・小石川に生まれる。
第一高等学校、東京帝国大学を卒業、高等文官試験に合格後、逓信省に入省。
大正10(1921)年からの米欧視察ののち、逓信局長、簡易保険局長、郵便局長等を歴任。その後大正14(1925)年、日本無線電線株式会社(KDDIの前身)に入社し、50歳で退職。
戦後は千葉県市川市に移り住んで、長い隠居生活を送り、86歳で逝去。墓所は台東区谷中の天王寺にある。
一高時代には英文学者を志し、与謝野鉄幹が主宰する雑誌「明星」の同人でもあり、悟桐夏雄のペンネームで何作かの翻訳やエッセイ等を発表している。この頃、上田敏、平田禿木、森田草平といった多くの文学者との交流をもった。

吉見冬彦(よしみ・ふゆひこ)
著者五島駿吉の四女吉見治枝(1921~2011年)の長男。
1952年神奈川県逗子市生まれ。

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