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幕末明治期の九州北部は、キリスト教徒の存在や薩摩・琉球における禁教政策のため、浄土真宗にとって布教の「最前線」だった。幕末明治期を中心として、九州・沖縄における浄土真宗の対外活動と内部革新から、日本近代化の過程を探る。
川邉雄大(かわべ・ゆうたい)昭和50年生。 二松学舎大学非常勤講師・法政大学沖縄文化研究所国内研究員。専門は、近代日中文化交流史・日本漢文学。平成22年、二松学舎大学大学院文学研究科博士後期課程中国学専攻修了。博士(文学)。主要業績に、『東本願寺の中国布教』(研文出版、平成25年)、「『東瀛詩選』編纂に関する一考察―明治漢詩壇と日中関係との関わりを中心に―」(二松学舎大学東アジア学術総合研究所日本漢文教育研究推進室『日本漢文学研究』8号、平成25年)、「明治期の琉球における真宗法難事件に関する一考察-善教寺資料を中心に―」(法政大学沖縄文化研究所『沖縄文化研究』41号、平成26年)などがある。平成24年、咸宜園教育顕彰事業(大分県日田市・同教育員会主催)学術研究部門・優秀賞受賞。