二十四史と呼ばれる中国歴代王朝史(正史)。
既に「史記」や「三国志」などは全文が現代語訳されたものが出版されているが、日本と関係が深まりつつあった時代の「隋書」の現代語訳を行った。従来は日本に関連する事項や専門的記述のみが現代語訳されることの多かった「隋書」から、その本質部分である本紀(皇帝の伝記)全文と諸列伝(人臣の伝記)を訳出。
【本書の特色】
◎原文と現代語訳が対照できる形。
◎皇帝の本紀全篇を中心に掲出した列伝の全文を現代語訳。
◎『隋書』や「隋」という時代を理解するためのコラムを7本、地図や官品表などの資料を収録。