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ポストデジタルジダイノコウキョウトショカン

ポストデジタル時代の公共図書館

植村八潮・柳与志夫 編
ISBN 978-4-585-20057-4 Cコード 1000
刊行年月 2017年6月 判型・製本 四六判・並製 224 頁
キーワード アーカイブズ,図書館,出版

定価:2,200円
(本体 2,000円) ポイント:60pt

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書籍の詳細
脱・「図書館」!? その未来には、何が待ちうけているのか?

ウェブの世界が席巻するなか、この20年間問われていたのは、情報の「ハブ」であるべき公共図書館のデジタル化だった。
さらに時代は過ぎ、もはや議論は次の展開に入ろうとしている。
先ずネットでしらべることが当然視される中で、公共図書館はどうあるべきか。
本書はその問いに応えるために、電子書籍市場の実態や米国図書館、日本の大学図書館との比較を通して、ポストデジタル時代に対応する公共図書館の未来像を活写する。

 

 

目次
まえがき 植村八潮
1 電子書籍・電子図書館が抱える「下部構造的」課題 吉井順一
2 米国公共図書館の電子書籍サービスの発展 伊藤倫子
3 電子書籍のもたらす変革と図書館の対応 植村八潮
4 日本の大学図書館における電子コンテンツサービスの現状と問題点 入江伸
5 公共図書館におけるデジタルコレクションとデジタルサービスの位置づけ 野口武悟
6 電子図書館からデジタルアーカイブへ 渡邊太郎
7 電子書籍と公共図書館:デジタルアーカイブという可能性 柳与志夫・松永しのぶ
8 公共図書館の未来とデジタル化への展望 田村俊作
あとがき 柳与志夫
プロフィール

植村八潮(うえむら・やしお)
専修大学文学部教授、日本出版学会会長、納本制度審議会委員。博士(コミュニケーション学)。出版デジタル機構社長などを歴任し、2012 年より現職。専門は出版学。
主な編著作に『電子書籍制作・流通の基礎テキスト』(ポット出版、2014 年)、『電子出版の構図─実体のない書物の行方』(印刷学会出版部、2010 年)などがある。

柳与志夫(やなぎ・よしお)
東京大学特任教授、東京文化資源会議事務局長。慶應義塾大学文学部卒業。千代田区教育委員会事務局図書文化財課長兼千代田図書館長、国立国会図書館電子情報部司書監などを経て、現在に至る。
主な著書に『デジタル・アーカイブとは何か』(勉誠出版、2015年)、『文化情報資源と図書館経営』(勁草書房、2015年)などがある。

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