カテイニオケルニンゲンケイセイ

家庭における人間形成

子どもの自立を考える
水野建雄 著
ISBN 978-4-585-23500-2 Cコード 0037
刊行年月 2010年10月 判型・製本 四六判・並製 184 頁
キーワード 社会学

定価:1,980円
(本体 1,800円) ポイント:54pt

 品切 
書籍の詳細
家庭教育の目的は子どもの人格的自立と社会的能力の育成である。

家庭教育の二本柱は親の「愛情」と「責任」。
これまでの育児論をふまえながら、親子関係の基本に立ちかえり、人間の生き方としての教育を説く。

 

 

目次
はじめに
第一章 子どもの世界を理解しよう
 はじめに
 子どもの夜泣きには理由がある―秩序感
 敏感期と生命の輝き
 集中現象―モンテッソーリ教育論の核心
第二章 子どもの「自立」の基礎
 はじめに―自立とは何か
 乳幼児期の母子関係―ボウルビイの洞察
 自立と父子関係―力強い父親像とは
 子どもの自由と権利
第三章 子どもの社会性をどう育むか
 「個人の世紀」と個人主義
 個の確立と集団性 
 愛の原体験と社会性 
 社会性を育成する 
 社会性と家庭教育 
第四章 母娘という関係―ある少女の自立への軌跡
 はじめに 
 誰にも聞こえない叫び 
 存在根拠としての母親 
 漱石―母に愛されなかった子 
 母娘関係の闇 
 虐待の体験から自立へ 
第五章 現代の育児論をめぐって
 はじめに 
 ボウルビイの愛の命題 
 ウィニコットの育児論 
 情動の科学的解明 
 子どもたちの耐性は劣化したか? 
 自己抑制能力と愛情の一体性 
 子ども中心主義について 
第六章 父親の役割と権威
 はじめに 
 父親の育児参加について 
 父親の役割―子どもの道徳意識の育成 
 道徳は権威である 
 父親と権威 
第七章 ヘーゲルの家族論を考える
 はじめに 
 家族は愛の共同体 
 家庭教育の使命 
 家族の本質 
あとがき 

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