コレクション中国同時代小説5
シンボク

神木

ある炭鉱のできごと
劉慶邦 著/渡辺新一・立松昇一 訳
ISBN 978-4-585-29515-0 Cコード 0397
刊行年月 2012年4月 判型・製本 四六判・上製 400 頁
キーワード 中国

定価:3,960円
(本体 3,600円) ポイント:108pt

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書籍の詳細
農村や炭鉱の人々を描く

『神木』は中国の格差社会を背景に、出稼ぎ労働者をだまして命をねらう炭鉱夫の文字通り命がけの厳しい生活を描く。
「神木」とは「石炭」のこと。『盲井』のタイトルで映画化され(監督、脚本ともに李揚)、2003年ベルリン映画祭銀熊賞を受賞して話題を呼んだ。
ほかに中篇1作と短篇6作を収録。

 

 

目次
(収録作品)
・『神木―ある炭鉱のできごと』
・『羊を飼う娘』
・『あの子はどこの子』
・『葬送のメロディー』
・『捨てがたきもの―太平車』
・『幻影のランタン』
・『街に行く』
・『ナイフを探せ!』
プロフィール

劉慶邦(リュウチンバン/Liu Qingbang)
1951年、河南省の生まれ。中学卒業後、農民や炭鉱夫を経験。78年、北京に出て「中国煤炭報」社で編集の仕事をするかたわら創作を始める。農村や炭鉱を舞台にした細やかな描写に特徴がある。2001年、短篇『鞋』が魯迅文学賞を短篇部門で受賞。
長篇、中篇も書くが、短篇を得意とし「短篇王」とも呼ばれる。

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