カートは空です。
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内モンゴル自治区は、中国に支配されている。外敵を作り出し、庶民レベルで民族主義を発揚させること。それが政権維持のための中国型支配の本質である。周辺民族の目に、共産主義革命はどう映っていたのか。日本の知識人・研究者は近代以降の中国をどう捉えてきたか。日本在住のモンゴル人である著者が、中国独特のナショナリズムの構造を鋭く分析する。
楊海英(やん・はいいん)静岡大学人文学部教授。内モンゴル出身。日本名大野旭(おおの・あきら)。国立総合研究大学院大学博士課程修了。歴史人類学専攻。著書に『モンゴルとイスラーム的中国』(風響社)、『墓標なき草原―内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(岩波書店 第十四回司馬遼太郎賞受賞)など。
・「週刊金曜日」(2013年7月26日)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:麻生晴一郎(フリージャーナリスト))・「図書新聞」(2013年8月10日)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:柴田哲雄(愛知学院大学教養学部))・「文化人類学」(第79巻2号(2014年9月))にて、本書の書評が掲載されました。(評者:上水流久彦(県立広島大学))