神話の時代から終戦まで、揺れ動くOKINAWAを見つめる。
「国際琉球学」の最高峰に位置づけられる名著、待望の初訳!
1958年に米国で出版されて以来、国際的な沖縄史研究の古典的名著となっている「OKINAWA:The History of an Island People」を、初めて日本語訳。戦後、沖縄が外国人の視点からどう見えていたのかを示す貴重な研究書。神話の時代から終戦まで、丹念に沖縄の歴史を追う。
「ジョージ・H・カーは沖縄の歴史に関する英語圏の著作者としての第一人者であり、今日でもその地位は不動である」
アンソニー・P・ジェンキンズ(沖縄県立芸術大学・古文書学)
「琉球帰属問題を追求し、さらに琉球王国と西洋諸国との交渉史を自己流に検討し始めたときに、常に頼りにしていたのはカー氏の先駆的な Okinawa:The History of an Island People と在米の山口栄鉄氏の数々の業績であった。本書が多くの読者によって熟読され、沖縄の複雑な歴史と現状についての理解の深化に大きく貢献することを心から期待する」
山下重一(國學院大學名誉教授、著作に『琉球・沖縄史研究序説』、『続琉球・沖縄史研究序説』)