カートは空です。
商品207/1135
中世古典学の領域は極めて広大で、部分的には考究されているものの、文学・有職などの領域においては、総体として立ち後れている。本書では、A)一条古典学 B)古注釈書全般 C)古典籍の伝播のありよう、この三つの柱をたてて考究し、中世古典学の実情の一端を明らかにせんとした。また、一条家旧蔵の古典籍類の目録・影写本の検討及び翻刻・影印をも併せ収めた。書誌学を基盤とした総合文化学の提唱。