カートは空です。
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西洋近代の草創期、ヨーロッパを中心に多大な影響力を揮ったイギリス・ロマン派の詩人バイロン。そのバイロンを近代日本がいかに受容してきたのか。「近代」という問題に鋭敏な意識を持っていた文学者・思想家たちの「バイロン熱」のありようを通して、近代日本の精神史を描く。
菊池有希(きくち・ゆうき)1978年、宇都宮生まれ。2001年、東京大学文学部仏文科卒業。2011年、東京大学大学院比較文学比較文化博士課程修了。博士(学術)号取得。現在、都留文科大学文学部国文学科講師。専門は比較文学。
第21回(2016年)日本比較文学会賞を受賞致しました。
「比較文学」第58号(2016年3月)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:鳥越輝昭)