カートは空です。
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作中人物として物語に関与し、語り手・書き手・読み手としてその生成と享受に携わる女房たち。物語を織りなす言葉のネットワークとも多元的に関わりつづける女房たちのありように着目しつつ、物語の内と外との連環をもたらす『源氏物語』の方法を明らかにする。
陣野英則(じんの・ひでのり)早稲田大学文学学術院教授。専門は平安時代文学、物語文学。著書に『源氏物語の話声と表現世界』(勉誠出版、2004年)、『平安文学の古注釈と受容』第一集~第三集(共編、武蔵野書院、2008~2011年)、『世界へひらく和歌 Waka Opening Up to the World』(共編、勉誠出版、2012年)などがある。