カートは空です。
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大航海時代から現代にいたるまで、日本とスペインは400年を越える交流の道を歩んできた。異文化交流により言語・思想・知識など多方面にもたらされた影響を隠れキリシタン資料をはじめとする諸資料に見出し、また、天皇制と君主制の歴史的推移を比較することで、越境する人類史展望の可能性を探る。
上川通夫(かみかわ・みちお)1960年生まれ。愛知県立大学教授。専門は日本中世史。著書に『日本中世仏教形成史論』(校倉書房、2007年)、『日本中世仏教と東アジア世界』(塙書房、2012年)、『平安京と中世仏教』(吉川弘文館、2015年)などがある。川畑博昭(かわばた・ひろあき)1970年生まれ。愛知県立大学准教授。専門は憲法学、特にスペイン語圏(ペルー、スペイン)を対象とした共和制や君主制の研究。現在は主に、比較の視点からの天皇制と主権論を扱う。著書に『共和制憲法原理のなかの大統領中心主義―ペルーにおけるその限界と可能性』(日本評論社、2013年)、論文に「『神』を宿す『天皇制国民主権』の現在―『日本スペイン交流四〇〇周年比較憲法セミナー』に際して考えた君主制論」(『国際文化研究科論集』(日本文化専攻編)第15号(日本文化専攻編第五号)、愛知県立大学大学院国際文化研究科、2014年)、「スペインにおけるグローバル化と民主主義―危機のなかの『議会君主制』の変容から」(本秀紀編『グローバル化時代における民主主義の変容と憲法学』日本評論社、2016年、近刊)などがある。