カートは空です。
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ナチ時代の国家的メガ犯罪を忘れず、その反省の上に民主的社会を築こうという姿勢は、統一後のドイツの公的規範をなしている。現代ドイツの政治文化の核心をなす「想起の文化」と和解にむけた多様な取り組みを検討する。
石田勇治(いしだ・ゆうじ)東京大学大学院総合文化研究科(地域文化研究専攻)教授。専門分野はドイツ近現代史、ジェノサイド研究。主な著書に『ヒトラーとナチ・ドイツ』(講談社現代新書)、『過去の克服―ヒトラー後のドイツ(新装版)』(白水社)、『20世紀ドイツ史』(白水社)、共編著に『ジェノサイドと現代世界』(勉誠出版)など。福永美和子(ふくなが・みわこ)東京大学大学院総合文化研究科博士課程・単位取得満期退学。同研究科特任研究員。専門分野はドイツ現代史。共著に『図説 ドイツの歴史』(石田勇治編著、河出書房新社、2007年)、論文に「ICC創設をめぐるドイツの外交・司法政策」(『ドイツ研究』第42号、2008年)など。