カートは空です。
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歴史上の人物は、共同体の記憶の中で変容し伝説化していく。地元の英雄として、そして神として立ち現れる過程において、人々は彼らに何を託すのか。武田信玄、徳川家康、楠木正成らを祀る神社や史蹟、祭礼を丹念に検証し、赤穂四十七士や大岡越前らの表象の現在に迫る。
及川祥平(おいかわ・しょうへい)川村学園女子大学文学部日本文化学科講師。民俗学専攻。博士(文学)。1983年、北海道生まれ。2012年、成城大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。成城大学民俗学研究所研究員/成城大学グローカル研究センターPD研究員を経て現職。主な論文に「武田信玄祭祀史考」(『日本民俗学』268号)、「近代の贈位と人物顕彰をめぐる基礎的考察」(小島孝夫編『地域社会・地方文化再編の実態』所収)ほか多数。