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「翻訳」「流通」をキーワードに日本文学の海外受容史を読み直し、その解釈の新たな可能性を提示する。近年の比較文学・日本文学研究の動向も踏まえつつ、19世紀後半~20世紀前半の具体的な受容を通して、日本文学の世界での展開と、世界的な枠組みからの読み直しを目指す。
河野至恩(こうの・しおん)上智大学国際教養学部、グローバル・スタディーズ研究科准教授。専門は比較文学・日本近代文学。主な著書・論文に『世界の読者に伝えるということ』(講談社現代新書、2014年)、“Mori Ōgai and the ‘Literature of the World’:Reading Hyaku monogatari (1911) through the Eyes of the Foreign Reader.” In _“Ōgai” – Mori Rintarō: Begegnungen mit dem japanischen homme de lettres_, edited by Klaus Kracht, 269-286. Wiesbaden: Harrassowitz Verlag, 2014.(「森鴎外と「世界の文学」:「余所の国の読者」の目から読む『百物語』」。ベルリン森鴎外記念館で鴎外生誕一五〇周年を記念して刊行された論集に収録)などがある。村井則子(むらい・のりこ)上智大学国際教養学部、グローバル・スタディーズ研究科准教授。専門は近現代美術史、ジェンダー論。主な著書・論文に、Journeys East: Isabella Stewart Gardner and Asia (共著、Isabella Stewart Gardner Museum、 2008年)、『ジェンダー史叢書第四巻 視覚表象と音楽』(共著、明石書店、2010年)、「ボストン美術館と日本美術:ジャポニスムを超えて」(『ジャポニスム研究』別冊三十四号、2014年)などがある。
★広告情報・「朝日新聞」(2018年10月6日)に全5段広告を掲載しました。・「朝日新聞」(2018年11月17日)に全5段広告を掲載しました。