古代・中世における寺院の営みをいまに伝える一大資料群より天下の孤本を含む平安時代以来の貴重善本を選定し収載。
精緻な影印と厳密な翻刻、充実の解題により、その資料性と文化史的・文学史的価値を明らかにする。
同叢刊第一期(「第一巻 漢学」「第二巻 因縁・教化」)に続き、第二期では、日本中世の仏教儀礼と文学・芸能に関わる古典籍を収めた「第三巻 儀礼・音楽」、経典や聖教を対象とした寺院の学芸活動から生み出された要文集と経典をめぐる講釈(経釈)の実際を伝える貴重古典籍を集めた「第四巻 要文・経釈」、金剛寺に伝わる貴重古典籍中の粋としての国宝・重要文化財等を集めた「第五巻 重書」にわかち、37点の典籍類を収載した。
*第一期・第二期にて完結となります。
【本書の特色】
・天野山金剛寺(大阪府河内長野市)に所蔵される貴重典籍をテーマごとに選定し収載。
精緻な影印と厳密な翻刻、当該分野に多くの実績を持つ研究者による解題によって、その資料性と文化史的・文学史的価値を明らかにする。
・収録典籍には国宝・重要文化財に加え、天下の孤本も多数含まれており、今次の公刊により全編が明らかになるものを多く選定している。
・翻刻・解題は、20年以上にわたり金剛寺の典籍・聖教の調査にあたった研究者によるもので、現物に拠った最新の知見を盛り込んでいる。
・原本の姿をより鮮明に伝えるカラー口絵を各巻に配した。
*こちらの商品は三分冊(分売不可)となっております。
*判型:第三巻A5判上製・第四巻A5判上製・第五巻B5判上製