本書は大別して、【研究篇】と【影印・翻刻篇】から成る。
鈴木春信の絵本を、書誌などの個別の作品検討から総合的な検討まで系統的に扱った浮世絵研究史上初の論考である。
【研究篇】では春信絵本の総括的な研究を行ない、【影印・翻刻篇】では、春信絵本のカタログレゾネを作成し、計16点、計約650丁に及ぶ春信絵本の影印・翻刻資料を掲載した。
従来の刊行物にはごく一部の図様のみが掲載され、研究資料としての機能を充分に果たしていなかったが、本レゾネの作成により、資料としての普及に努めることができるようになった。
*こちらの商品は三分冊(分売不可)となっております。