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東アジア共通の古典として、その名を喧伝される『三国志演義』。日本人は関羽を、諸葛孔明を、そして『演義』をどのように理解したのか―室町期の博士家・禅林における漢学、近世初期に舶載された漢籍・朝鮮本のなかに、『演義』および中国通俗小説の受容の端緒を探り、さらには、元禄期以降幕末期に至るまでの『演義』受容の諸相を明らかにする。テクストの受容のみならず、絵画資料や日本人の思想・歴史観にも言及し、さまざまな展開を見せた東アジア随一の通俗小説の受容過程と様相を描き出すことを試みた労作。★受賞★「第三回 三国志学会賞」を受賞しました!http://sangokushi.gakkaisv.org/award.html
長尾直茂(ながお・なおしげ)1963年福岡県生まれ。上智大学教授。専門は中国古典学・日本漢学。主な著書に、新書漢文大系21『世説新語』(編著、明治書院、2003年)、『吉嗣拝山年譜考證』(勉誠出版、2015年)、『頼山陽のことば』(斯文会、2017年)などがある。
★受賞★ 「第三回 三国志学会賞」を受賞しました! http://sangokushi.gakkaisv.org/award.html
★書評・紹介★「和漢比較文学」(2020年2月1日)に書評が掲載されました。 →評者:田中尚子(愛媛大学)
★広告情報「朝日新聞」(2019年4月13日)に5段12割広告を掲載しました。