アヤマリトイツワリノコウコガク マキムク

誤りと偽りの考古学・纒向

これは、第二の旧石器捏造事件だ!
安本美典 著
ISBN 978-4-585-22242-2 Cコード 0021
刊行年月 2019年7月 判型・製本 B6判・並製 280 頁
キーワード 日本史,古代,考古

定価:1,980円
(本体 1,800円) ポイント:54pt

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書籍の詳細
歴史を捏造する考古学を撃つ―

邪馬台国問題が、旧石器捏造事件によく似てきている―。
奈良県桜井市の纒向(まきむく)遺跡から、ベニバナの花粉が出土した。一部の人々が主張するように、ベニバナは『魏志倭人伝』に登場する「絳(こう・あか)」と結びつくのだろうか。「解釈の捏造」と呼ぶのがふさわしい古代史のスキャンダルを、邪馬台国研究の第一人者が徹底批判。邪馬台国の真実はどこにあるのか。

 

 

目次
はじめに
第1章 ベニバナ論争
第2章 『魏志倭人伝』から出発すれば、……
第3章 鉄剣・鉄刃・鉄矛問題と、「棺あって槨なし」問題
第4章「桃の核と大型建物」論争
 1. 建てつけの悪い建物のようで
 2. 桃と大型建物
 3. 別種の分析法で分析すれば、別の結果がでてくる
第5章 「朱」と「卜占関係遺跡遺物」
 1. 「朱」を検討する
 2. 卜占関係遺跡異物
おわりに
[コラム]『源氏物語』にでてくる「末摘花」―紅花と紅鼻/「箱式石棺」について/箆被(のかつぎ)
プロフィール

安本美典(やすもと・びてん)
1934年、中国東北(旧満洲)生まれ。京都大学文学部卒業。文学博士。産業能率大学教授を経て、現在、古代史研究に専念。『季刊・邪馬台国』編集顧問。情報考古学会会員。
専攻は、日本古代史、言語学、心理学。
勉誠出版より『神功皇后と広開土王の激闘―蘇る大動乱の五世紀』『邪馬台国全面戦争―捏造の「畿内説」を撃つ』などのシリーズ(既刊21点)を刊行中。これ以外の主な著書に、次のようなものがある。
日本古代史関係…『神武東遷』(中央公論社)、『卑弥呼の謎』(講談社)、『邪馬台国への道』(筑摩書房)、『研究史邪馬台国の東遷』(新人物往来社)、『吉野ケ里遺跡と邪馬台国』(大和書房)、『奴国の滅亡』(毎日新聞社)、『新説:日本人の起源』(宝島社)、『邪馬台国はその後どうなったか』(廣済堂出版)、『日本誕生記Ⅰ、Ⅱ』『邪馬台国の真実』(PHP研究所)など。
言語学関係…『日本語の誕生』(大修館書店)、『日本語の成立』(講談社)、『日本語の起源を探る』『卑弥呼は日本語を話したか』(以上、PHP研究所)、『日本人と日本語の起源』(毎日新聞社)、『言語の科学』(朝倉書店)、『言語の数理』(筑摩書房)など。

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