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国家によって宗教活動に対する様々な制限を受けながらも、現代を生きる中国プロテスタントたちの姿を、経済都市上海での豊富なフィールドワークを通して描く。
村上志保(むらかみ・しほ)一橋大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻博士後期課程単位取得満期退学。博士(社会学)。明治学院大学キリスト教研究所協力研究員。社会人類学、中国宗教研究。主な論文に「キリスト教と現代中国 ―上海におけるプロテスタント教会に見る政治と信仰」(瀬川昌久・川口幸大編『現代中国の宗教―信仰と社会をめぐる民族誌』2013年、昭和堂)「上海聖三一堂の歴史的変遷―19世紀半ばから現代まで」(『明治学院大学キリスト教研究所紀要』第50号、2018年1月)、「中国における国際教会の拡大―上海と北京の状況を中心に」(『立命館国際地域研究』第47号、2018年3月)などがある。