書物学20
ショモツガク ダイニジュッカン ツイオクノサムライ

書物学 第20巻 追憶のサムライ

中世武士のイメージとリアル
横浜市歴史博物館 編
ISBN 978-4-585-30720-4 Cコード 1000
刊行年月 2022年10月 判型・製本 B5判・並製 144 頁
キーワード 書物史,総記,アーカイブズ,図書館,文化史,日本史,鎌倉,中世

定価:1,980円
(本体 1,800円) ポイント:54pt

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書籍の詳細

剛勇・清廉・潔白…現代に伝わる「武士」「サムライ」のイメージは、どのように創られ、語り継がれてきたのか?
今話題沸騰中の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にも登場する畠山重忠・源実朝・源範頼など、中世武士のイメージの変遷を、様々な史資料から丹念に読み解き、多数の文書・絵画・写真をフルカラーで紹介する。
第二部では、横浜市立大学が所蔵する紀朝臣葛成墾田券、太政官牒北条時政副状写、吉見文書、新出文書の「加藤清正書簡」・「豊臣秀吉禁制」など、当時の武士たちの遺した古文書を紹介。
中世武士のリアルに迫った決定版!!

◆展覧会情報
https://www.rekihaku.city.yokohama.jp/tsuioku_no_samurai/

 

 

目次
追憶のサムライ―懐古あるいは新たな邂逅 阿諏訪青美

第一部 サムライイメージの創出と伝承
第1章 サムライたちの実像
武士とは何か 五味文彦
「サムライ」王朝の記憶をひもとく   関 幸彦
源実朝像の過去と現在  坂井孝一
徳川家康以前の『吾妻鏡』 西田友広
京の武士・鎌倉の武士 高橋慎一朗
北条政子危篤の報と公家社会 遠藤珠紀
御家人の所領経営をめぐって 井上聡
第2章 武士イメージの地域創生
横浜・二俣川地域にみる畠山重忠イメージの創生 阿諏訪青美
【コラム】畠山重保の舞草刀と猫又 西田友広
【コラム】横浜市金沢区の畠山重忠・重保伝承 阿諏訪青美
武士の表象―描かれた畠山重忠イメージの一断層 吉井大門
横浜鶴ヶ峰の畠山重忠顕彰活動と栗原勇 林 宏美
【コラム】近代の案内誌にみる畠山重忠 相澤雅雄
源範頼の遍歴と横浜  阿諏訪青美
【コラム】斎藤実盛の兜 阿諏訪青美
近現代日本画のなかの武士
  折井宏光《もののふの跡》 仁科可奈子
  小堀鞆音筆《勇将義経》 吉井大門
  御物「澤瀉威雛形鎧」復原模造製作 西岡文夫
鎌倉時代胴丸の想像復元―『薩摩国山田文書』に見える黒糸威胴丸について 豊田勝彦

第二部 サムライのリアル―横浜市立大学所蔵古文書の世界
武士の「家」文書◎北条時政副状写/吉見文書/武田氏文書二点 阿諏訪青美
新出の朝鮮出兵関連文書二通◎「加藤清正書簡」・「豊臣秀吉禁制」 阿諏訪青美
【コラム】安保文書―北武蔵の中世武家文書 井上聡
【コラム】横浜市立大学所蔵 小田切文書の「リアル」 福原圭一
公式様文書◎紀朝臣葛成墾田売券/筑前国把岐庄連券(大宰府公験送進状)/太政官牒 佐藤信・柳沼千枝
横浜市立大学所蔵『新古今和歌集竟宴和歌』の世界
横浜市立大学国際教養学部松本郁代ゼミレポート
【コラム】舟越康寿氏の古文書収集と地域研究―横浜市立大学所蔵文書をめぐって
阿諏訪青美
[博物館紹介]横浜市歴史博物館 野口文恵

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