ウミヲワタルテンダイブンカ

海を渡る天台文化

吉原浩人・王勇 編
ISBN 978-4-585-03222-9 Cコード 3015
刊行年月 2009年1月 判型・製本 A5判・上製 448 頁
キーワード 中世,仏教,交流史

定価:6,600円
(本体 6,000円) ポイント:180pt

 品切 
中外日報(2009年2月24日号)中外図書室に、大きく紹介されました。(インタビュー記事:吉原浩人早稲田大学日本宗教文化研究所所長)
「天台ジャーナル」第72号(2009.3.31)に紹介されました。
「日本思想文化研究」第2巻第1号(2009.1.15)に書評が掲載されました。(評:林清波)
神道フォーラム第27号(平成21年5月15日号)「理事短信」に紹介されました。
国文学研究(第158集)「新刊紹介」欄に、紹介されました。(評:柳本真澄)
書籍の詳細

東アジアの文化交流史を多角的に論及。信仰・典籍・思想・文章表現など、日本における天台文化の「受容」と「展開」の様相を考察する。

 

 

目次
序文/菅原信海
はじめに/吉原浩人

第一部 天台典籍の交流
天台入唐僧とブックロード―国清寺を舞台にした書物交流/王 勇
具平親王『弘決外典鈔』の方法/河野貴美子
十二世紀後末期の日本舶載大蔵経から然将来大蔵経をのぞむ/牧野和夫
『法華経顕応録』をめぐって/李銘敬
『天台伝南岳心要』付〔翻刻〕『天台伝南岳心要』金剛寺本/後藤昭雄

第二部 天台思想の展開
平安初期天台宗の神仏習合思想―最澄と円珍を中心に /佐藤眞人
祈雨にみる成尋の東密修法への関心/水口幹記
栄西の入宋―栄西伝における密と禅/米田真理子
日本近世天台の時期区分(曽根原理)

第三部 天台文化と貴顕の文章表現
慶滋保胤勧学会詩序考―白居易との関連を中心に/吉原浩人
覚超と上東門院仮名願文/三橋正
『比叡山不断経縁記』小考/七田麻美子
『後二条師通記』寛治五年「曲水宴」関連記事における唱和記録―「劉公何必入天台」を始発として/中丸貴史

第四部 天台文化の地方への伝播
日本における天台宗の地方展開―慈覚伝説を手がかりとして/佐藤弘夫
『阿娑縛抄』を中心にみる中世天台教学/穴太西山流の伝播について/松本公一
延暦寺領近江国堅田荘の王孫意識/永井隆之

あとがき/王 勇

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