カートは空です。
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都市と農村、歴史と現在、男と女、この世とあの世・・・・・・大都市近郊の悲劇を描いた「遠雷四部作」の達成を経て、さまざまな「境界」の存在を感得した作家が、野生(自然)と都市文明との衝突・対決を描くことで、「ここより他の場所」=よりよき世界を求め続けた彷徨の記録。自然と人間の葛藤と共生をみつめる後期立松文学への萌芽が見られる連作長編四作を収める。