カートは空です。
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当麻曼荼羅と中将姫に関する説話・物語・寺社縁起などの文芸の享受の様相を、文化史的な観点から解き明かす。フィールドワークを通して得た情報を手掛かりに、説話/絵画史料から民衆の信仰のかたちを探る試み。ボストン美術館蔵『中将姫』など未公開の海外所蔵資料及び新出史料をカラー頁で紹介。
日沖敦子(ひおき・あつこ)1978年、愛知県名古屋市生まれ。2006年3月、名古屋市立大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了、博士(人間文化)。現在、名古屋市立大学大学院人間文化研究科研究員、金城学院大学等非常勤講師。専門は、室町・近世前期文芸。著書・論文に、『毛髪で縫った曼荼羅―漂泊僧 空念の物語』(新典社、2010年)、「王朝憧憬-『鉢かづき』、他をめぐって」(徳田和夫編『お伽草子百花繚乱』笠間書院、2008年)、「『総持寺縁起絵巻』の制作とその背景」(『古代中世文学論考 第19集』新典社、2007年)などがある。