地域の〈うごき〉をよむ情報学に挑む
「地域の〈うごき〉をよむ」とは何を意図するか。
地域とは、自然環境、国家、政治、経済、社会、歴史、文化、慣習から住民の日常的な衣食住に至るまで、そこに生きる人びとの振るまいをも包含した、ダイナミクスの中に存在する「広がり」、そこには、人びとの振るまいにみる〈見えるうごき〉と共に、人びとの考え方や行動の原点となる深層での〈見えないうごき〉がある。
情報学の「眼」から地域情報のマッピング(写像)を介して、〈見えるうごき〉と〈見えないうごき〉をよみ、その全体像を理解する研究モデルを紹介する。