偽りの「希望」を棄てよ。「この世の終わり」の後の日本で、いま、人が真に携えるべきものとは?
ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・水俣・チェルノブイリの後に、なぜフクシマは起こったか?
民を棄てる政府、国を滅ぼす独占企業… 。人類史上最悪の惨禍をもたらしつづける日本の底から、戦後文学の最終にして極北の作家が、いま勃発している「精神の内戦状態」の意味を説く。
「原発」対「藝術」、「国家資本主義」対「文学」―。現状は「ポツダム宣言なき1945年」「東京裁判なき100年戦争」にほかならない。
「この世の終わり」の後の日本で、いま、人が真に携えるべきものとは?
“ポスト・フクシマ”を生きる思想。