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「古事記」を中心に日本神話の全体を見直し、環太平洋神話の一つとして捉え直すことで、その普遍性と独自性を浮き彫りにする。比較神話学研究組織(主宰者・篠田知和基)と、環太平洋神話研究会(幹事・加藤隆浩、後藤明、丸山顕徳、山田仁史)の両研究組織のメンバーを中心に、全14編の論文から構成。文学・歴史・考古学、文化人類学など、幅広い研究方法を視野に入れる。
丸山顕徳(まるやま・あきのり)1946年生まれ。花園大学文学部教授。文学博士。専攻は、日本古代文学・日本民俗学。環太平洋神話研究会幹事。著書に、『沖縄の民話と他界観』(海鳴社、1983年)、『日本霊異記説話の研究』(桜楓社、1992年)、『沖縄民間説話の研究』(勉誠社、1993 年)、『古代文学と琉球説話』(三弥井書店、2005年)、『口承神話伝説の諸相』(勉誠出版、2012 年)がある。また、編著に『キャリアアップ国語表現法』(嵯峨野書院、1997年)、『新編これからの日本文学』(金壽堂出版、2004年)など多数。