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『住吉物語』は近年研究の進展により再評価がなされ、平安時代の主要物語の一つに数えられるようになった。第Ⅰ部の「成立論」では古本住吉と現存本の祖本との関係から、様々な例証を挙げて現存祖本の成立が平安時代中期であることを証明する。「諸本論」では120を越す写本・版本を分類し、祖本から諸系統本への展開過程を論ずる。第Ⅱ部は資料篇とし、校本と2本対照文節索引(KWIC)とから構成する。