カートは空です。
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戦後の希望(虚妄)に対峙しつづける三島由紀夫は、能楽の「生の否定」を華麗に脱構築し、救済を拒絶し絶望の美的結晶体と化した者たちの疾駆するドラマ『近代能楽集』を書く。現代にこそ鮮烈によみがえる三島由紀夫。「生きづらさ」を生きぬくポスト・セカイ系世代の新鋭による初の三島=能楽論。
田村景子(たむら・けいこ)1980年、下関生まれ。前橋で育つ。横浜の桐蔭学園高等学校から、早稲田大学第一文学部へ。同大学大学院文学研究科修士課程、同教育学研究科博士課程を修了。博士(学術、早稲田大学 2012年)。「近代・現代文学と能楽」研究を軸に、三島由紀夫、泉鏡花、郡虎彦から石牟礼道子、夢枕獏、現代演劇までを視野に入れる。生粋の「エヴァンゲリオン」世代で、アニメ、マンガ、ライトノベル論もてがける。現在、早稲田大学文学部、亜細亜大学他非常勤講師。
・「東京新聞(夕刊)」(2012年11月28日)の「大波小波」にて、本書の紹介文が掲載されました。・「月刊 観世」(2013年2月号)にて、本書の紹介文が掲載されました。・「早稲田学報」(2013年4月号)にて、本書の紹介文が掲載されました。「図書新聞」(2013年4月6日)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:谷口基(茨城大学人文学部))・「週刊読書人」(2013年4月5日)にて、本書の紹介文が掲載されました。・早稲田大学国文学会『国文学研究』第169集(2013年3月)にて、本書の紹介文が掲載されました。・「日本文学」(2013年6月)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:有元伸子(広島大学文学部))・「社会文学」第38号(2013年7月)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:杉山欣也(金沢大学人文学類))・「日本近代文学」第89集にて、本書の書評が掲載されました。・「昭和文学研究」第68集にて、本書の書評が掲載されました。(評者:天野知幸(京都教育大学教育学部))・「国文学研究」172集にて、本書の書評が掲載されました。(評者:葉名尻竜一(立正大学文学部))