カンゼンバン ニンゲンノウンメイニ

完全版 人間の運命2

親と子
芹沢光治良 著
ISBN 978-4-585-29531-0 Cコード 0093
刊行年月 2013年1月 判型・製本 四六判・並製 272 頁
キーワード 近現代

定価:1,980円
(本体 1,800円) ポイント:54pt

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書籍の詳細
世界に誇る大長編・大傑作の完全版を初公開!

明治・大正・昭和の激動の世紀を、日本人はいかに苦難と苦悩の道を歩み、希望をつないできたか。時代の証言として描く近代史。
両親と別れ、貧しい暮らしのなか育った次郎。成績のよかった彼は、「上の学校に進み世の中に裨益する人間になれ」と担任から励まされ、横須賀に住む海軍の軍人・内藤氏の支援を得て、沼津中学校に進学。生涯の友となる石田孝一と出会うことになる…。

*本巻の元タイトルは『人間の運命』第一巻「父と子」であるが、著者自身の修正指示により〈第二巻 親と子〉と改題した。

 

 

プロフィール

芹沢光治良(せりざわ・こうじろう)
明治29年(1896)5月4日、沼津市我入道に生まれる。
楊原小学校から県立沼津中学校、第一高等学校を経て、東京帝国大学経済学部に入学。在学中、高等文官試験に合格し、卒業後、農商務省に入ったが、官を辞してフランスに留学。滞在中結核に冒され、スイスで療養生活を送り、帰国後書いた「ブルジョア」が『改造』に当選して作家生活に入る。
「巴里に死す」「サムライの末裔」でフランス友好国際大賞、代表作である大河小説「人間の運命」で芸術院賞を受賞。また、多年にわたるユネスコ運動の功績で勳三等瑞宝章を、さらに日仏文化交流の功労者としてフランス政府からコマンドール章を受ける。
日本ペンクラブ会長、文芸家協会理事、ノーベル賞推薦委員、日本芸術院会員などを歴任。昭和55年(1980)沼津市名誉市民となる。89歳より「神の微笑」から始まる神シリーズ8冊を執筆。
平成5年(1993)3月23日、東京都中野区東中野の自宅において逝去(享年96歳)。

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