カートは空です。
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夏目漱石は坪内逍遥訳・演出の「ハムレット」を批判し、シェイクスピア劇独特の詩を生かすために、「能・謡曲という格別の音調を持つ象徴劇」への翻案を提唱した。著者は英語原文に観世流節付けを行い英語能の台本を創り自ら上演、これを日本語の能台本に逆翻訳して改めて節付けし、観世流能楽師たちによる初のシェイクスピア能の上演を実現した。多年にわたる創作研究の過程と上演、その反響を示し今後の口語能の可能性を暗示する。