カートは空です。
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デジタル技術と人文学との出会いは、いったい何をもたらしたのか?われわれはいま何を考え、どのように行動すべきなのか?デジタル技術により開かれつつある世界、その実現への道のりと運営の課題、技術革新の背後にある陥穽、そして、これからの可能性。国文学・歴史学におけるデジタルアーカイブや、妖怪データベース、電子図書館やe国宝など、めまぐるしく変化する「デジタル人文学」の環境を、実際の現場から捉え直し、人文学の未来を考える立ち位置と思考の拠り所を提供する。
楊暁捷(ヤン・ショオジェ)1959年生。カナダ・カルガリー大学教授。専門は日本中世文学(絵巻)。デジタル技術の利用や小規模リソースの開発など、複数の実験的なプロジェクトを担当した。著書に、『鬼のいる光景』(角川書店、2002年)などがある。小松和彦(こまつ・かずひこ)1947年生。国際日本文化研究センター所長。専門は民俗学、妖怪論、シャーマニズム、民俗宗教などを研究。著書に、『いざなぎ流の研究―歴史のなかのいざなぎ流太夫』(角川学芸出版、2011年)などがある。荒木浩(あらき・ひろし)1959年生。国際日本文化研究センター教授・総合研究大学院大学教授。専門は日本文学。著書に、『説話集の構想と意匠―今昔物語集の成立と前後』(勉誠出版、2012年)などがある。
・「情報管理」Vol.156 No.6(2013年9月号)にて、本書の書評が掲載されました。・「アート・ドキュメンテーション通信」No.100(2014年1月)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:古賀崇(天理大学人間学部総合教育研究センター))