考古学、日本史学、民俗学、言語学、先史学、人類学を総合し、「人類史学」を構築。
人類・人間観を定点として、日本の古代から現代までの文化を分析。私たちが直面する問題を解くメタ学問を提示する。
①先史学・考古学から、人類と人間の成立の過程について述べる。それによって私たちの特徴が明らかになる。これが本書の定点である。
②①を基礎として、民俗学と日本史学の資料を用いて、古代から近世の象徴的な世界を明らかにする。
③②を用いて、古代から現在まで続く天皇という存在を解く。
④戦後、経済の発展に伴って現れた、感性によって作られた世界(かわいい文化、幻のヨーロッパなど)を明らかにする。
⑤同じ時代に現れ、日本社会を殲滅しようとしたオウム真理教を分析する。