立松和平全小説27
バンネンヘ

晩年へ

立松和平 著
ISBN 978-4-585-01295-5 Cコード 0393
刊行年月 2014年6月 判型・製本 A5判・上製 528 頁
キーワード 昭和,近現代

定価:4,950円
(本体 4,500円) ポイント:135pt

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書籍の詳細
旅をするというのは、ひとつひとつ失っていくことかもしれない

作家は先立つ友人・知人たちのために物語を綴り、密かにとむらい続けた―。
老いるにつれ周囲に溢れる友人・知人の最期を描写しながら、自らの生と死に向き合う連作「晩年」。
アルツハイマー病を患いながらもかつての恋人が自死した場所へ向かおうとする妻と、それを支え続ける夫。真実の愛を問う長篇「人生のいちばん美しい場所で」。
ほか、白瀬南極探検隊を描く「南極にいった男」を収録。

 

 

目次
「南極にいった男」
「晩年」
「人生のいちばん美しい場所で」
プロフィール

立松和平(たてまつ・わへい)
1947年栃木県生れ。早稲田大学政治経済学部卒。
在学中に「自転車」で早稲田文学新人賞。卒業後、種々の職業を経験、故郷に戻って宇都宮市役所に勤務。1980(昭和55)年「遠雷」で野間文芸新人賞、1993(平成5)年『卵洗い』で坪田譲治文学賞、1997年『毒─風聞・田中正造─』で毎日出版文化賞、2002年歌舞伎座上演「道元の月」台本で大谷竹次郎賞、『道元禅師』で2007年泉鏡花文学賞、2008年親鸞賞を受賞。
2010年逝去。

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