カートは空です。
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霞ヶ関、特殊法人、大学、地方自治体―。タテ社会を「ナナメ」に歩いた著者が見た、日本という「クラン社会」の醜い構造。実体験から日本の病根を鋭く暴き、未来を変えるふたつの「方策」を示す。行政関係者、志望者必読!★クランとは?人類学用語で「部族」を意味する。官庁や部署、利害関係団体等で形成されるクラン構造が、行政の病根であると著者は指摘。行政に限らず日本の社会はクラン的構造に支配され、形式主義と完璧主義(=減点法)の悪弊がはびこったと喝破する。
稲葉清毅(いなば・きよたけ)1959年東京大学理学部卒業。62年同大学院(地理学修士課程)修了。同年行政管理庁入庁、行政管理、行政監察、行政改革等に従事。総務庁官房会計課長、行政情報システム参事官、恩給局長等を歴任。94年退官後、ポーランド政府大臣顧問を経て、群馬大学社会情報学部教授。同大学副学長、群馬県自治総合研究センター所長等を歴任。現在、群馬大学名誉教授。主著に『ふしぎな社会 おかしな行政』(勉誠出版)、『霞ヶ関の正体―国を亡ぼす行政の病理』(晶文社)、『情報化の功罪―新しい時代の行政の課題』(第一法規出版)、『世界企業の経営戦略(ダイヤモンド社)』などがある。
「読売新聞」(2014年9月7日)にて、本書の紹介文が掲載されました。