カートは空です。
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清朝末期の中国と、幕末動乱期の日本。近代国家樹立を志向する人々に対して、キリスト教宣教師たちのもたらした西洋的世界観はどのような影響を及ぼしたのか。そして、西洋人はアジアの国々をどのように捉えようとしていたのか。キリスト教伝道書、漢訳西洋科学書を題材として、その交渉と摩擦の歴史を考究する。
中村聡(なかむら・さとし)玉川大学教授。公益財団法人無窮會東洋文化研究所長。全国漢文教育学会常任理事。1954年横浜市生まれ。東洋大学大学院修士課程、二松学舎大学大学院博士課程修了。専門は中国近代哲学(康有為の哲学思想、19世紀中国に渡来した宣教師の文献)。著書に『管子の説く覇道』、『甫水井上円了漢詩集』、『ロンドンにおける孫文の生活』など。学術論文に「麒麟になれなかったキリン」、「19世紀中国における改革論の段階的変化と在華宣教師」、「福澤諭吉と排耶蘇教問題」、「地理学の発達と東アジアの近代化」、「康有為対近代地理学的認知」など。
★書評・紹介★「クリスチャン新聞」(2023年8月20日、4面)にて紹介されました。→記事:高橋良知氏「クリスチャン新聞」(2024年3月24日、7面)にて紹介されました。