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中国古代~中世の巴蜀地方(現代の四川地方)の歴史を専門とする著者の過去の論文をまとめた一冊。近年、四川省を主にその周辺地域からも数々の遺跡が発見されたことから、考古学的資料に基づく四川地方史の研究が盛んになっている。これを機会に、巴蜀の地域史研究に意義あると思われるもの十五点を選び本書に収録。20年間、巴蜀(広義での益州)とその周辺地域を中心とする氏族・豪族集団政権の興亡、経済の浮沈、文化の盛衰等の歴史を時代(上古から中世期)順に、数多くの文献を駆使して研究した論文集。
中林史朗(なかばやし・しろう)1950年島根県生まれ。大東文化大学大学院文学研究科中国学専攻博士課程単位修得満期退学。大東文化大学文学部中国学科教授、東洋研究所所長。著書に『諸葛孔明語録』(明徳出版、1986年)、『商卜文集聯』(省心書房、1990年、鈴木晴彦と共著)、『華陽国志』(明徳出版、1995年)、『三国志研究要覧』(新人物往来社、1996年、渡邉義浩と共著)、『後漢紀』(明徳出版、1999年、渡邉義浩と共著)。監修に『中国博物館~100館の収蔵物に見る文化とその歴史~』(ポニーキャニオン、2008年、萩庭勇と共監)。